生五味子の砂糖漬け、なる言葉を初めてお聞きになった方がおられると思います。
普通の生薬としての五味子は乾燥したものをいいますが、晩夏から初秋に五味子の赤い実がなります。
その生の五味子の実を砂糖に漬けて3か月ほど発酵熟成させると五味子エキスになります。
つまり、生の五味子の砂糖漬けを3か月ほど発酵熟成させて五味子エキスを完成させる必要があります。
生の五味子から作った五味子エキスはとても濃厚で乾燥五味子から作られたお茶とは比べ物になりません。
韓国ではこの時期に生の五味子の実を買って自宅で五味子エキスを作る方が多いです。
そのエキスをお湯や水、炭酸水、お酒で割って飲むととてもおいしい五味子ドリンクが出来上がります。
問題は、生の五味子の季節は短いことと、五味子の実は柔らかく傷が付き水分が出やすいことです。
良い生五味子は水分が出ていないこと、傷が付いていないこと、色が鮮やかであることなどが条件となると思います。
黒く変色しているものや水分が出ている物は新鮮ではないと言えるでしょう。
9月ごろ、韓国の市場で生の五味子が売られていますが、その実は熟す前に収穫されて韓国各地に運ばれたものです。
熟したものは柔らかくただでさえ傷つきやすいのに、市場についたら傷物になっている可能性が高いからです。
そんなことを考えたときに、熟したものを収穫してすぐに砂糖に漬けることができれば、それが一番新鮮で良い五味子の実だと言えると思います。
この時期にしか作れない生五味子を使って五味子エキスを作ってみませんか?
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